川越氷川神社は、家族・夫婦円満、縁結びの神様として知られている。
と、さも知っていて当然のような書き方をしたが、
以前の同僚(未婚の乙女)が、縁むすびのお守りをいただきにいく・・という話を聞いて、
初めて知ったくらい。
私ももっと夢見る乙女の時代にこの神社を知っていたなら、
また違った人生もあったのだろうか。
公式サイトは、赤い糸をモチーフとしたデザインで、とてもセンスがいい。
この時代、歴史ある有難い神社であっても、あれこれと知恵を絞り
参拝者を惹きつける工夫を怠らない熱意を感じる。
そんな熱意の一つが、この時期イベントとして開催されている
「縁むすび風鈴」だ。
おっと、ふうりんと打ち込むはずが、ふういんと打ってしまった。(まぢです)
「縁むすび封印」ではしゃれにならないが、
まぁそういうことなのかもしれない(妙に納得)。
こどもの頃には各家庭の夏の軒先に、当たり前のように飾られていた風鈴も、
集合住宅の多い都市部ではあまりみかけなくなってしまった。
暑すぎて、窓をあけて涼むということが少なくなったこともあるだろうし
音がうるさいとご近所トラブルに発展しかねない今のご時世といった
昔とは違う次元の住みにくさといったこともあるのだろう。
私はガラスの風鈴が好きだった。
あの素朴なちりんちりんという音は、平穏な日常の象徴として
遠い記憶に刷り込まれている。
そうだ、川越氷川神社に行こう。
たくさんの風鈴、
そよぐ風に森のくまさんの輪唱のように鳴り響く音色にまみれに行こう。
ということで、やってきました川越氷川神社。
神社入口の正面には、女子魂をくすぐるポップな看板がでている。
否が応でもテンションがあがってくる。
川越氷川神社の入り口すぐのところに、風鈴のゲート、風鈴回廊がある。
正面からみるよりも、回廊の中から見上げた風鈴は迫力がある。
江戸時代にもガラスの風鈴はもちろんあった。当時は赤い色の風鈴が多かったらしい。
赤は災いを防ぐ色。風鈴の音色は、音の響きで災いをよせつけない魔除けとしての役割もあった。
もちろん、赤い風鈴も素敵だが、透明な青も美しい。
ということで、まだまだ続く。