絵本が好きです。
幼い時に読んだ絵本は、大人になった今でも決して消えない記憶として
心の中に残り続けます。
ここでは、絵本専門の出版社ピクティオで掲載された絵本レビューの一部を紹介します。
どうぞご覧ください。

まきむらあきこ

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今回紹介する 絵本「やこうれっしゃ」は、深夜に上野駅を出発し、翌朝早く、石川県の金沢駅に到着するまでの、列車の中の様子を描いています。

この絵本には、内容を語る文字がありません。一見、読み聞かせが難しいようにも思えますが、温かなタッチで細かく情景を描写した絵が、読み手の想像力をかきたて、あるいは過去の記憶を呼び起こすなど、何度読んでも新しい発見がある、こどもから大人まで楽しめる内容となっています。

「眠っているお客さんを乗せて、遠くの町まで夜通し走る列車があるんだよ」。まずは、そんな風に、お子さんと一緒にページをめくってみてください。刊行されたのは昭和55年ですが、描かれている時代は、それより更に10年前後は遡った昭和40年代ではないかと思います。

人々の服装、手荷物、ワゴンによる売店、扇風機のついた車両、禁煙でない車内など、今とは違う生活文化を垣間見ることができます。

レビューの続きはこちらのサイトでご覧いただけます → 絵本のピクティオ こころに残る絵本

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